会社員を辞め日本語教師になったワーママの日記

日本語教師になるため、会社を辞めたらコロナがやってきました。

italki 会話レッスンて何するの?

こんにちは。

そんなこんなで始めたitalkiですが、レッスン内容を考える上で私が一番悩んだのは

会話レッスンは何をすればいいの?ということでした。

 

文法レッスンは、日本語学校でもやっているし、私にとっては組み立てやすい。

でも自由度高めの会話レッスンは何が正解なのか分かりませんでした。

私のイメージにあるのは、フリートークのみ…。

 

実際、何をすべきなのか分からないままitalkiスタート 泣

 

最近、私の中でパターンができてきたので今日はそれをご紹介します。

 

その1 やっぱりフリートーク

このレッスンは、基本的に「中級以上の生徒さん向け」としていました。

たぶん、他の先生も会話レッスンは中級以上を条件にしていることが多いかな。

 

生徒さんでよくあるのは、とにかく話したい!という人。

基本的な文法はマスターしているので、とにかく話したいことをアウトプットすることが目的の生徒さんはこのレッスンを選びます。

上級になると、いろんな先生とのフリートークを渡り歩いている生徒さんが多い印象です。

 

自己紹介、仕事の事、国の事、政治の事(!)、とにかく話題は様々です。

生徒さんによっては、うまく日本語で表現できなかった言葉を私が共有画面に

メモすることもあります。

 

さきほど「中級以上」と書きましたが、実際には初級レベルの生徒さんともレッスンしています。

はじめは、私の英語力でレッスンになるのか、かなーーーり不安でした。

でも実際にやってみると大変だけど楽しい!

初級で会話レッスンなんて無理!と言って断るよりも、やってみるとおもしろい発見があるかもしれません。

 

楽しい理由は、やっぱり「生徒さんが伝えたい事」がまず第一にあるから。

文法説明は言いたいことを表現するためのもので、後からついてくる。

言い換えれば、どうしてこの文法が必要なのか既に分かった状態で、文法を勉強するから、吸収力・モチベーション高く学ぶことができる。

そして「伝えたい事」を表現できた時の喜びが本当に伝わってくるんです。

 

それから、普通に会話しながらも、私としてはいつ「~たことがあります」を使おうか、「~のが好きです」を使おうか、

新しい表現を追加するタイミングを考えています。

それが私にとっては楽しかったりします。

 

文法の先生が見たら、そんな順番で導入するなんて~~!と怒られそうです。

でもやっぱり、言いたいことがまず先にあって、それを達成するために文法知識を学ぶというこの方法が今の私の生徒さんに合っていて、

こんな語学学習もアリなんだなーと、新たな発見をした気分です。

 

その2 教科書を使った会話レッスン

フリートークに自信がない!とか、

順序だてて勉強したい、でも会話中心に!という生徒さんとは

教科書を使った会話レッスンをしています。

 

海外在住の方には「まるごと」、日本在住の方には「いろどり」を使っています。

どちらも共通しているのは、事前に生徒さんが自主学習することが必須であること。

 

たとえば、「まるごと」では教科書を持っていなくても無料で学べるオンラインコースがあります。

 

◇まるごとEラーニング

まるごとeラーニング | まるごとサイト (marugoto.org)

 

事前に生徒さんにはこれで学習してもらって、

私とのレッスンでは、勉強した課の内容や表現を使って会話をします。

 

入門L15だと、「~がほしいです。」「~を○○さんにもらいました。」「~を○○さんにあげました」という表現がでてきます。

これを使って、お互いの欲しい物や、プレゼントの話などをします。

気を付けているのは、文法じゃなくて、あくまで会話のレッスンだということです。

(つい、文法の説明をしたくなっちゃうけど極力がまん。必要に応じて説明もする)

 

レッスン回数を重ねるごとに、今まで学んだ表現を使って

フリートークもできるようになってきます。

これが生徒さんのモチベーションにもつながったりします。

 

 

いかがですか。ひとつ言えるのは会話レッスンて先生によって本当にいろんなやり方がある!という事です。

私もitalkiで生徒としてレッスンを受けることがあるのですが、

やはり先生によって様々ですし、教師としても勉強になることがたくさんあります。

 

私もまだまだ試行錯誤を繰り返す日々ですが、

どなたかのお役に立てたらうれしいです😊