italki 英語力が足りなくて困ること
よく聞かれる日本語教師の英語力(外国語能力)問題について
今日は書こうと思います。
勤務先の日本語学校では直接法を使っているので
授業中、学習者の母語は極力使わないで、と言われているのですが
個人でオンラインレッスンとなるとそうもいきません。
私の英語レベル
私の英語のレベルは、初中級?B1レベルだと思います。
日常会話で相手の言っていることは大体分かります。
でも、yes/no以外の反応やコメントに苦戦するレベル…と言えばわかって頂けるでしょうか・・・
italkiは英語が話せる先生が多いですが
一応こんなレベルの私でもなんとかやっていけてます。
やっていけてはいますが・・・・やっぱり英語力~~~!と感じることが多々あるので
具体的に困っていることを紹介します。
italkiで英語力がなくて困ること
italkiで教えるにあたって、英語力がなくて困ることってどんなことだと思いますか。
今は便利な翻訳ツールもあるし、予約など、事務的なやりとりはほとんど困りません。
教えたい言葉があるときは、絵や写真と英語で伝えることができるので、
よほど抽象的な言葉でない限りそんなに苦労はしません。
私がいちばん困るのは、英語の単語を「これは日本語で何ですか?」って聞かれた時なんですよね…。
えー!そんなの、google翻訳で一発やん。って思いました?!
違います。そんな単純な話ではないのです。
たとえば先日「wild」は日本語で何ですか?って聞かれたんです。
ニュアンスや意味は分かるけど、そう聞かれると日本語でなんて言えばいいんだろうって一瞬固まりました。
「Walesはちょっとwildです。wildは日本語で何ですか?」
ん~~~~
Walesはちょっとwild???なにが言いたいんだろう・・・・
当たり前だけど、英単語と日本語単語は対じゃありません。
ある文脈では野生だし、ある時は野蛮だし、ある時は自然のままと言い換えられると思います。
別の日には「side」は日本語で何ですか?
Castleのsideにたくさん家があって・・・・sideは日本語でなんですか?
という具合です。
文脈によってはそば、よこ、~側って訳せますよね。
だから、生徒さんが何を言いたくて「wild」「side」の日本語訳を知りたかったのか、そこから話す必要があるんですよね。
その時に生徒さんに英語であれこれ聞いたり、こういう時はこうでこうで、って説明したいんですが、私の英語力がなくてううううううぅ~~~ってなります。
この傾向は、私の場合フリートークの生徒さんが多いです。
フリートークじゃなくて教科書ベースに進めている生徒さんだと
まず場面設定があって、こういう時こういうんだよ、という流れの授業なので
日本語起点、分からないときに英語補足。
フリートークだと、生徒さんによっては英語起点で日本語に変換され・・・・「wild」は日本語でなんですか?という質問になるんですよね。
・・・・伝わりましたでしょうか。
まとめると、
こちらから場面提示+日本語表現➡ 補足で英語を使う・・・それほど困りません。
(あらかじめ説明の準備もできる)
生徒が言いたい文がある
➡英語から日本語に変換される。「wild」「side」は日本語でなんですか?と聞かれる。
➡生徒さんが言いたいことを理解し、
「英語ではそう言うけど日本語だとこうなんだよ」という説明のための英語力が試され、ううううぅぅとなる。
やはり、英語は必須じゃないとはいえ、
できたほうがぜっっったいにいいと思います。
・・・という、つまらない結論となりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!
追伸
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